靴の保管方法

<保管の前に確認>

汚れや水分が付着したままになっていないか

→汚れていたり、湿っているとカビが生える原因になります。
きれいにお手入れをしてからしっかり乾燥してしまいましょう。

 

リフト(ヒールの底のゴム部分)がすり減っていないか

→リフトが無くなったまま履くと滑りやすくて危険なので、保管の前に修理に出しましょう。
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保管場所は換気が出来る場所でしょうか

→靴には湿気が大敵です。湿気がこもる場所では、乾燥剤などを使いましょう。

<シューキーパー替わりの紙の詰め方>

靴は履いている内に、甲が何回も屈曲するため履きジワが付きます。

そのため保管時にはシューキーパーや紙を詰めて、出来るだけシワを伸ばした状態でしまうのがきれいに保つコツです。

購入した時に靴に詰まっている紙類は製靴用語で“あんこ”と言って、捨ててしまいがちですが、これを取っておくと保管の時に便利です。

【パンプス・サンダル】

1.つま先部分に詰める紙を作ります。靴のトウの形に合わせて形を整えてからつま先いっぱいに差し込みます。詰めすぎて靴の形が変形しない程度の大きさにしてください。

(新聞紙などの印刷紙を使う場合は、インクの色移りを防ぐため、上からキッチンペーパーなど無地の紙で包んで下さい。)

2. 次にかかと側の紙を作ります。筒状に丸めた紙をかかと側が細くなるような形にして詰めます。購入時に靴に入っていた棒(ストロー)を使う場合は、かかとの1番上がピンと張るようにして差し込んでください。(写真参照)

3.サンダルも同様に変形を防ぐために紙を詰めてください。(写真参照)

<紙箱へのしまい方>

シューズクローゼット等に並べて保管せず、購入した時の紙箱に入れてしまう場合は、靴同士が重ならないように注意してしまいます。購入時に詰まっていた紙を利用して、乾燥剤を入れて保管するのがベターです。

1. 箱に紙を敷きます。(購入時の紙が残っていない場合などはこの工程は省く)右足の靴を写真のように配置します。ストラップや金具が靴の下敷きになっていると、跡がついてしまうので、金具側を上向きにしてしまいます。

2. 箱に敷いた紙を右足にかぶせてから、左の靴を写真のように配置します。ストラップは伸ばして右の靴の上に乗せ、跡が付くのを防ぎます。

3. 箱は靴を横にして入れたときに、蓋が持ち上がらないサイズに入れてください。

ブーツ

1.購入した時に入っていた紙類がある場合はそれを購入時と同じように入れて保管します。無い場合は、つま先~甲の部分、かかと部分、ブーツの筒の部分に分けて紙を詰めます。

2.つま先から甲にかけて詰めるようにパンプスよりも大きめにトウの形の紙を作ります。つま先から靴の半分くらいまで紙が詰まったら、かかと側にもくるくる丸めた紙を詰めます。

3.筒部分には市販のブーツキーパーをいれるか、筒の長さに合わせた紙を入れます。

(新聞紙などの印刷紙を使う場合は、インクの色移りを防ぐため、上からキッチンペーパーなど無地の紙で包んで下さい。)

<紙箱へのしまい方>

ブーツは湿度の高い夏にしまっておく為、きれいにお手入れしてからしまわないと、カビが生える原因にもなります。乾燥材を入れたり、湿気に出来る限り注意して保管しましょう。

1.箱に紙を敷いて(紙が無い場合この工程は省いても大丈夫です)写真のように配置して、上から紙で靴を包みます。ブーツ袋がある場合は箱に紙は敷かず、袋に入れた状態で箱に入れます。

2. 左の靴を写真のように互い違いに配置します。靴が箱の中で動いて重ならないように、右の靴との隙間を紙で埋めて乾燥剤を入れて保管します。